口径 約8.5cm 高さ 約5.3cm
5客セット
原産国 : オランダ もしくはイギリス
19世紀
銅板転写
当時ヨーロッパでは東洋趣味「シノワズリ」が流行していました。
描かれている美しい水辺に浮かぶ橋と楼閣、東洋を代表する柳の木、橋を渡るマンダリン。
これらはヨーロッパの人々が思い描くオリエンタルで優美な中国への憧憬を凝縮したものです。
染料のコバルトが滲んでいるのは意図したものではありませんが、描かれた風景がうっすら霧に包まれているようで、
更にミステリアスな美しさが増して見えます。
こちらはおそらく江戸末期ごろ日本に輸出されたもので、日本では形状から汲み出し茶碗として重用されたと思われます。
キリッとした立ち上がりに対して、丸みのある高台が日本にはない形状で非常に魅了的です。
特筆すべき痛みはありませんが、色ムラや古いものゆえの細かなスレや汚れはあるものとしてご理解ください。
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